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変わらざるものとは…

 今日から6月、梅雨の季節である。九州北部地方は5月15日に梅雨入りしているが、これは、平年より20日早く、昨年より27日も早い梅雨入りで、統計開始以来、2番目の速さだそうだ。ここ数年、豪雨災害が続いているだけに、いい塩梅の降水量になることを祈るばかりである。

 さて、予想どおりというべきか、政府は、新型コロナウイルス感染対策として東京、大阪など9都道府県に発令している緊急事態宣言について、5月末の期限を6月20日まで延長することを決定した。大分県においても、改善傾向にあるものの依然ステージ3の状況が続いており、大分県による不要不急の外出自粛や飲食店の時短要請等が6月13日まで延期されている。馴染みのお店の状況が気になるところではあるが、新型コロナウイルスは、感染力が強い変異ウイルスに置き換わっているといわれているだけに、ワクチン接種がある程度進むまでの間、辛抱するしかないだろう。
 また、東京オリンピックの開催も極めて怪しくなっているが、世論調査によれば6割程度が中止もやむなしと考えているようである。開催の是非は極めて難しい判断となるが、ワイドショーなどでは、中止を判断しない菅首相や小池東京都知事などに容赦ない批判を浴びせている。しかし、どうやら中止の決定権はIOC(国際オリンピック委員会)にあるらしい。

 ところで、判断といえば、今年の11月3日に控えた大分労組結成50周年記念式典・レセプションの開催をどうするのかについて、毎日、大分県における感染者数に一喜一憂しながら考えていた。ついに先日、悩みに悩んだ末、コロナウイルスの感染収束が見通せない中で、このまま諸準備を進めていくことは難しいと判断し、楽しみにしていただいていたOBの皆さんには誠に申し訳ないが、1年延期することにした。
 さすがに来年の11月までには、ワクチン接種も終わり感染状況も落ち着いているはずである…。一方、コロナ後の世界を見通すことは難しいが、恐らくコロナ以前には戻らないだろうといわれている。
 したがってアフターコロナの世の中では、企業も政府機関も、構造、機能、戦略に関して転換していかなければならないだろう(コロナ以前から言われていたことではあるが…)。そのような転換期を迎えるにあたって重要なことは、変わらざるもの、すなわち基本と原則を確認することであると、ピーター・ドラッガーは言っている。
 記念式典は延期となったが、50周年を迎えるにあたって、大分労組としても、今一度、その基本と原則を確認しておく必要があるだろう。

ご安全に!


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