厳しい冬から春の陽気へ転じ、万物芽吹く成長の年へ 明けましておめでとうございます。
組合員ならびにご家族の皆様におかれましては、穏やかな新年を迎えられたことと、お慶び申し上げます。また、年末・年始もなく、昼夜、交代勤務や整備業務等で連続操業を支えていただいた組合員の皆さんや、コロナ禍、各自治体の抗原検査センターで働く皆さんの頑張りで、こうして、安心して新年が迎えられたことに、改めて、感謝と敬意を表したいと思います。
さて、昨年を振り返ってみますと、コロナ禍で2年続けて社会・経済活動に制限がかかり、閉塞感や停滞感の漂う1年となりましたが、ワクチン接種の効果もあってか、秋以降、感染者数は急減しました。足元、県内でも感染が確認されているオミクロン株の影響が最小限に止まり、このまま収束に向かうことを願うばかりです。
そうした中にあって、ゴルフ・マスターズでの松山選手の優勝やメジャーリーグでの大谷選手の活躍、更には東京オリンピック・パラリンピックでの日本人選手の活躍など、スポーツ界では、明るい話題も多くありました。さらに、残念ながらJ2への降格が決まったトリニータではありましたが、最後に天皇杯で私たちに感動を与えてくれました。
迎えた2022年ですが、労働組合として、この1年、最も力を入れて取り組まなければならない課題が二つあります。
その一つであるAP22春季取り組みは、現在、2022、23年の2年間での賃金改善を中心に議論が行われています。会社が過去最高益を見込む中で、職場の活力発揮をどう引き出すか、「好循環・人への投資・賃金改善」のあり方について、労使が真摯に議論することが求められています。先ずは、取り組み方針に基づいた運動を具現化し、その結果が未組織労働者の支援につながる取り組みとなるよう進めていかなければならないと考えています。
そして、もう一つの課題は、第26回参議院議員選挙の取り組みです。私たち、民間、とりわけ製造業にとって、カーボンニュートラルへの対応は不可避となっています。
製造業にとっては、革新的技術の研究開発・実装と多額の資金調達が必要であり、一産業・企業の労使で対応するには、あまりにも大きな課題であり、国会議員との連携は必要不可欠です。したがって、既に取り組みを展開しています(比例代表)選挙における基幹労連の擁立候補予定者「村田きょうこ」氏の必勝を期さなければなりません。
とりわけ、比例代表につきましては、その結果が数値で示されます。基幹大分の中核組織である大分労組の総力を結集し、その力量を組織内外に示していきたいと考えています。改めて、みなさんのご理解とご協力をお願いいたします。
最後になりますが、今年の干支は「壬寅(みずのえとら)」です。「厳しい冬から春の陽気へ転じて、万物が芽吹き始め、新しい成長の礎となる年」という意味があるとのことです。長かった新型コロナ禍の自粛生活から生まれた新しい生活様式や労働組合としての運動が、新たな成長の一歩として未来を切り拓く年となることを期待したいと思います。
ご安全に!
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