時は得難くして失い易し 3月と言えば卒業シーズンですが、「時は得難くして失い易し」中学校の卒業式の日に担任の先生が厚手の短冊に生徒一人ひとりに対し違う言葉を自筆で記し、手渡していただいた時の私に対する言葉です。先生は皆に、「将来、言葉に込められた意味が知りたくなったら聞きに来なさい。老後の楽しみにしておきます」みたいなことを言っていましたが、社会人になった時に思い出し、言葉の意味を調べました。司馬遷によって編纂された中国の歴史書「史記」の中の格言の様で、「好機はめったにめぐってこないし、油断するとすぐに去ってしまう」という様な意味でした。
私自身、中学3年の1年間を振り返った時に、所属していた部活動のバスケットボール部は県体準優勝、部活動を引退した後は生徒会の風紀委員長を務め充実した毎日を過ごしたつもりでした。先生には真意を確認出来ていませんが、私の中学校生活を見て感じたことがあったのでしょう。自分で意味を調べて以来、「座右の銘」とまでは言わないものの、労働組合への専従も然り「あの時やっておけば、判断しておけば…」と後悔することの無いように心掛けています。
さて、連日の様に北京冬季オリンピックの熱い戦いと感動を報じていたテレビが、今は心が痛むロシア軍のウクライナ侵攻を報じています。「20世紀は戦争の世紀だった」との話がありますが、まさか「21世紀に侵略戦争」が起きるとは、侵略を行っているのは、日本から見ても隣国であるロシアです。
そのロシア国内では反戦デモが拡大し6000人近くが拘束されているとの報道もされていますが、侵略の首謀者であるプーチン大統領を永年にわたり選挙で選んできたのはロシア国民です。公正な選挙が行われていないのであれば話は別ですが、当選させない好機は何度かあったはずですが、過ぎた時間は戻せません。
選挙と言えば、第26回参議院議員選挙の施行日まで4カ月程度となりました。とりわけ、比例代表選挙における組織内推薦候補予定者「村田きょうこ」氏の当選は、カーボンニュートラル等、鉄鋼産業・企業の最重要課題への対応に備えるためにも必要不可欠です。
「時は得難くして失い易し」3年に一度の参議院議員選挙ですが、組織内候補者を擁立出来るのは今回が最後の機会になるかもしれません。「一致団結・英知結集」で、この好機を最大限に活用しましょう。
ご安全に!
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