「3度目の正直」or「2度あることは3度ある」 GWの初日となる4月29日、第93回メーデー大分県中央大会が開催されました。コロナ禍でリアル開催を断念したこの2年間、「3度目の正直」ではないですが、実行委員会として「今年こそは」との思いでした。結果は、残念ながら3年連続でのオンライン配信での開催、「2度あることは3度ある」に軍配が上がってしまいました。
コロナ禍以前は市内公園での開催で、第2部恒例の「お楽しみ抽選会」やキャラクターショーに組合員とその家族はもちろん、一般市民の皆さんも参加する中で、盛大に開催されていただけに、メーデーの持つ発信力の低下を心配せざるを得ません。
昨年までは、連合大分事務局長の充て職としてメーデー実行委員会事務局長を担い、縁の下の力持ちとして携わりましたが、今年は副実行委員長として、ガンバロー三唱の音頭をとらせていただきました。
唱和にあたっては、ロシアとウクライナ問題の一刻も早い解決と「誰もが安心して、未来に希望をもって、笑顔で明日を語れる社会の実現」に向けて、大分県メーデーに集う全員で、拳に力と気持ちを込めました。
メーデーが3年連続でオンライン開催となる一方で、3年振りのリアル開催が可能となったのが、連合大分が将来を担う若い世代への「労働教育」を目的に、「働くということと労働組合」を主題として開催する「大分大学経済学部」での寄附講義でした。
本講義は、主に私たち連合大分副会長が講師を担っており、自組織の課題や特徴的な活動をテーマとして学生の皆さんに説明しています。
私は、GW直前の4月27日の担当でしたが、前日26日の県内の新型コロナウイルスの新規感染者数が過去最高の565人となり、急遽、オンライン開催に切り替わるのでは?と心配をしていました。
無事にリアル開催となった講義では、労働組合にとって「車の両輪」である労働条件改善と政策・制度実現の取り組みを取り上げ、鉄鋼春闘の歴史と基幹労連の産業政策と生活総点検活動をテーマとしました。
今更ながら、「経済整合性論」や「賃金・時短・一時金の3点セットの要求方式」、更には「複数年協定化」等々、鉄鋼春闘の取り組みの先見の明を再認識したところです。受講生たちがどの様に受け止めたのか、後日送られてくるレポートが今から楽しみです。
ご安全に!
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