組合長メッセージ 労働組合の組織体系 リンク集 大分労組について
時務を識るは  俊傑にあり

私事で恐縮ですが、10月29日に開催された連合大分「第17回定期大会」で3期6年間務めた事務局長を退任いたしました。激動の…とは言わないまでも、就任初年度、第24回参議院議員選挙の時期に連合大分の地域組織が入居する別府地区の労働福祉会館において、別府署による「隠しカメラ事件」が発生。全国放送のニュース番組のトップをかざり?はからずも全国から注目される地方連合となってしまいました。当時、マスコミはもちろん、北海道をはじめ他県の一市民と名乗る方々からの電話の対応に追われる一方で、警察と連合大分加盟組織との間の調整で苦慮したことを思い出します。

 選挙と言えば、第49回衆議院選挙の投開票が10月31日に行われ、連合大分事務局長時に推薦確認を行った前職3人の連合大分推薦候補者がそれぞれ違う結果となりました。1区「吉良州司」氏は選挙区で勝利、2区「吉川はじめ」氏は比例復活にて当選、3区「横光克彦」氏は落選。目標を現有議席の維持が最低条件としていただけに、議席が1減となったことは極めて残念でなりません。全国的に「共産党を含めた野党共闘の問題」が民間労組の動きに影響を与えたことは否めません。支持・協力関係にある各党には、経過と結果を十分に踏まえた総括を求めたいと思っています。
 個人的には、過去を振り返れば、選挙区において共産党が出馬しても勝利していた事実・実態があるのだから、「1+1が2」になるどころかマイナス要因を含む道を何故選択するのか?無党派層はもちろん、現政権に不満を持つ良心的な保守層に支持の広がりを求めるべきとの思いであり、各党県連組織には伝えてきました。
 それだけに、基幹労連の議員フォーラム議員である1区「吉良」氏の共産党候補が出馬した選挙区での勝利は意義深いものだったと受け止めています。
 
 ところで、先月の「組合長メッセージ」でもふれましたが、11月3日は大分労組結成50周年です。足元、新型コロナウイルスの新規感染者数は「0」が継続しており、記念レセプションの開催が出来たのでは?との先輩方の声も聞こえてきそうですが、開催規模等を考慮すると事前準備は必要不可欠であり、数ヶ月前時点での判断が求められることをご理解願えればと思います。

 結成50周年の節目、思いも寄らぬ新型コロナウイルス感染症というパンデミックにより、日本はもちろん労働組合としても変化への対応力が求められていますが、三国志で「時務を識るは 俊傑に在り」という言葉が出てきます。「現在が、どういう時代なのかをしっかりと把握し、具体的に何を為すべきか知っている人が俊傑(優れた人間)」との意味です。主人公の一人である劉備が名士・司馬徽に云われた言葉であり、この時、劉備は諸葛亮公明と龐統の存在を知り、両者を軍師に迎え飛躍的な躍進を遂げました。
 今次衆議院選挙で議員となった皆さんには日本のために俊傑となることを強く願います。私たち労働組合役員も組合員とその家族はもちろん、地域のための俊傑となるべく邁進していきます。


<<組合長メッセージの過去の一覧>> 1件見つかりました。
日時 タイトル タイプ
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2021/11/01 時務を識るは  俊傑にあり テキスト
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