家族と一緒に「笑顔で明日を語れる」未来に向けて 統計史上初の6月中、期間が17日と統計開始以降で最速の梅雨明け、そして記録的な猛暑となった夏は過ぎ去り、10月になり朝晩は過ごしやすい季節となりました。
とは言うものの、9月1日の時点で今年の梅雨明けの時期が全国的に大幅に修正されていました。九州北部は速報値の6月28日頃が7月22日頃に修正のうえ確定値となりましたが、これだけ全国の広範囲にわたって大幅に修正されたのは、1997年以降で初めてとのことです。
さて、大分労組は、9月22日に第56回定期大会を開催し、後半年度の活動方針等を確認しました。大会冒頭の挨拶で数点の課題認識について述べ、参加代議員の皆さんと認識を共有させていただきましたが、2点について記載します。
私たちは今期、「職場原点・好循環の創造、一致団結・英知結集」をスローガンに掲げ、その目的達成に向けて取り組んできました。「好循環」のベースとなるのは、言わずもがな「安全」ですが、残念ながら、本年5月6日に大分構内で死亡災害が発生しました。
大分労組は、運動方針の第一義に安全の取り組みを掲げ、「働く者とその家族を守る」としています。「働く者」とは決して組合員だけのことではなく、関連・グループ労組はもちろん、構内で働く全ての仲間のことです。これを決して忘れてはならないからこそ、徹底的にこだわること。それが「安全6則」の浸透・定着です。
前半年度は、「中長期経営計画」に基づく諸施策がスタートしましたが、大分労組としては、組合員の雇用と生活の礎である大分地区の「安全・安定生産」の実現を最重要課題と捉え、様々な労使の話し合いの場で、職場実態を踏まえた意見反映を行ってきたところです。
安定化を支える職場の活力、「労働政策」の観点で、私たちの労働諸条件、月例賃金や一時金は、会社の業績と密接不可分であることは論を俟ちません。
こうした中で、これまでにおける組合員の理解と協力により、会社の「外部環境が変化しても、事業利益を獲得可能な収益構造」を可能とし、2021年度は連結事業利益が統合後の過去最高益を大きく上回ることとなりました。その結果、得られたAP22春季取り組みの成果について、受け止めの個人差はあるかもしれませんが、複数年協定がスタートした1998年以来、最も高い水準であり、一時金の基準額を含め「好循環の創造」を体現するものとなりました。
引き続き、私たち自らの手で「活力発揮」の源となる成果を勝ち取るためにも、徹底的にこだわること、それは「安全・安定生産」です。
私たちは、今の大分地区で働く仲間、そして、これから繋がっていく仲間たちに、家族と一緒に「笑顔で明日を語れる」未来を、少しずつでも、みんなで作っていきたいと思っています。
後半年度の活動に対する、全組合員のご支援とご協力をお願いします。
ご安全に!
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