やっぱり「パッション」! 大分第2コークス炉の鏝入れ式が今月に予定されています。鏝入れ式とは築炉(煉瓦積み)の開始にあたり、工事の安全とともに操業の安全・安定を祈願する神事です。その準備の一つとして煉瓦への揮毫のご案内がありました。
労働組合を代表しての揮毫であり、文字は何にするか。当該職場から派遣いただいている役員にも相談し「やっぱりパッションが大事や」ということで「情熱」の二文字とし、工事に携わる方々の安全と職場の皆さんの頑張る姿に想いを馳せ、拙筆ながら心を人一倍込めて書きました。工事が安全に行われ、設備安定のもと持てる力を大いに発揮されることを切に願うところです。
ちなみに、大分第五コークス炉の建設の際には、当時組合長であった開田氏(第六代)が「雄略」を揮毫しています。
さて、今期前半年度も残すところ8月のみ。この時期は1年間の活動を振り返り、課題を整理したうえで後半年度の活動を検討していく重要な時間となります。
運動方針に掲げた主要な課題の一つである「安全・安定を基軸とした総合力の強化・発揮」では、まだまだ道半ばな状況にあると認識しています。労働条件面では基本賃金の改善など確かな前進を図ることができましたが、活き活きと働き続ける・誰が休んでも回る職場環境づくりを更に進めていく必要があります。また、産業政策の重要性が高まっており、これら課題に対しても確実な成果獲得が求められるところです。
いずれの課題も「これをやれば良くなる」といった特効薬はなかなか見当たらないもので、取り組みも工夫を施しながら一つひとつ丁寧に進めていくことが肝心です。そして、何より大切にしなければならないのは「信頼関係」です。安全も安定も、人材育成や定着の課題も、組織力の向上・発揮も、お互いに信頼できなければ、真の解決にはつながらず意味の薄いものになってしまいます。
そして、組合役員は、信頼できる関係をつくるそのプロたる存在で、とりわけ職場に近い支部役員は大変重要な位置付けにあります。極めて重要な役割なだけに、労働組合としての「人材育成」は今後もしっかり注力していかなければなりません。
第28期のスタートにあたっての組合長メッセージに「本部・支部全役員のパッションを感じる大分労組第28期にしていきたい」と書きました。課題は沢山あるけれど、それに挑むことの楽しさを、変えることで「変わる」面白さを実感する、組合役員一人ひとりが蓄えたエネルギーを力いっぱい職場に注ぐ、「情熱」溢れる後半年度としていきましょう。
酷暑の毎日ですが、元気を出して頑張りましょう! ご安全に!
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