経験でこそ得る学びを! 「一度も失敗をしたことがない人は、何も新しいことに挑戦したことがない人である」アルバート・アインシュタイン。急に何?って感じですが、先日、家族で立ち寄った佐賀関の関崎海星館の展示室で目にした言葉です。いいなぁと思ったのでご紹介。
8月8日の午後4時43分ごろ、宮崎県日向灘を震源とする地震が発生。最大震度6弱を観測し、大分でも震度4を観測しました。業務中、急に鳴り響く緊急地震速報にびっくりしつつも「本当に地震がくるのか?」と様子を伺っていると、「外に出た方が良い」との声に促され、全員で玄関先に移動。その直後に、地面がゆらゆらと波打つ大きな揺れに見舞われました。
今回の地震に際して、皆を安全な場所に誘導したのは「この場から離れよう」の同僚のかけ声です。その場に留まり「何をすべきか」まで頭がまわらなかったことを反省。いつでも起こうる地震に対して速やかな行動をとるには、やはり日常化が大切と思い、「先ず逃げろ」のメッセージボードを室内に貼付、いつも目にするようにしています。
気象庁は、この地震によって南海トラフ地震の想定震源域では大規模地震が発生する可能性が高まっているとして臨時情報を出し、巨大地震への注意を呼び掛けました。(報道されなくなった今ではすっかり忘れていますが、、、)命を守る・家族を守るためには、非常時の際の物資はもちろん「心」も備えておくことも大切です。
8月末には迷走した台風10号も襲来しましたが、様々な自然災害に対する防災・減災の方法などについて、あらためて家族で職場で話し合っておきましょう。
「経験」に関連して、先月上旬に瀬戸内製鉄所・呉地区を訪問する機会をいただきました。全設備を休止し、構内がシーンと静まり返った製鉄所の様子を目の当たりにしたとき、そこで汗した組合員さんの苦渋の対応、異動に戸惑うご家族の心情、色んな想いがあったことを忘れてはならないと感じました。同時に「私たちは何をすべきか?」と改めて考える機会となったところです。
日常とは異なる色んな経験や体験(行ってみる・見てみる)で得られるものも非常に重要です。「人材育成」は今日的な課題のひとつとなっており、多くの職場で人づくりに注力していますが、研修・講習会のような教育の場のみならず、どんな経験でも、そこで得るものは後の財産に必ずなるものです。
他にない労働組合だからこその取り組みを、今月から始まる後半年度も積極的に進めていきます! ご安全に!
|