君飾らざれば臣敬わず 君飾らざれば臣敬わず。だらしない服装や言動をしていると、その人を尊敬しづらくなることを言い表しています。服装も含め自身の欲求ばかりを優先する姿は、相手への敬意や社会的な配慮がないとみられ、周りからの信用・信頼は得られません。こうした諺が示す意味は変わらずとも、環境変化にあわせて飾る服装も変わってきています。
例えばスマートカジュアル。調べれば普段着とフォーマルの中間にある上品な服装を指すとあります。業種・業態によってはスニーカー履きでもOKな職場もあるとのこと。熱中症警戒アラートの運用が始まった今年4月にTシャツや短パン姿での勤務を東京都が許可したとのこと。超軽装で仕事する職員の様子が公開されると「すね毛が不快」などと話題にもなりました。
さすがに通勤や仕事での短パン姿には抵抗感を覚えますが、こうした東京都の取り組みは浸透するのか、はたまた平成の初めに出現した「省エネルック」のような半袖スーツが人気を得るのか、いずれにしてもネクタイ姿には戻らないことでしょう。
クールビズがはじまって約20年。今では男性のノーネクタイ姿に違和感を感じる人はほとんどいません。学生服もハーフパンツ制服が導入されたり、体操服での通学も目にするようになりました。年々過酷さを増す夏場は健康を脅かすリスクに対して敏感になっており、涼しさが優先される傾向は年々強まっているところです。
私の職場でも今年からポロシャツをOKとしました。従来の長袖作業服に比べると通気性も抜群に改善され、熱が体内にこもらず快適に業務に臨むことが期待されます。
当然、モノづくりの現場では、半袖等がNGな場所、難燃性など素材が指定される作業などがあります。暑いからといって安全面を無視することはできません。ですが、昨今の夏は最高気温が40℃以上という酷暑。少し大げさに聞こえるかもしれませんが、異常な高温状態のなかで身体を守るためには、もう一段取り組みを施していく必要があります。
君飾らざれば、、、「変える必要はない」「余計なコストがかかる」など閉塞的な考えにとどまるか、それとも近頃の暑さは災害級で命に関わる問題と考え出来ることをやっていくか、置かれた現状からすれば「今のまま」は難しいようです。
また、自分では飾っていると思っても周囲はどう感じているか。服装や身だしなみは一人ひとりの感覚によるところが大きく、曖昧さがあります。酷暑にさしかかる時期を機に、健康対策をどうするか、マナー・エチケットはどうあるべきか、考えてみるのも良いことです。
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