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春に三日の晴れなし

 春の陽気がとても気持ちいい季節となりました。ですが3月に真夏日を記録したことなども考えると、これからやってくる今年の夏も非常に過酷な予感。熱中症の予防にはこれぐらいの気候から暑熱順化させていくセルフケアが肝心です。
 春に三日の晴れ無し。春の天気が非常に変わりやすいことを表すことわざです。偏西風が強く高気圧や低気圧の移り変わりが速いため、天気がコロコロと変わるのが春の特徴とされています。
 天気だけでなく、仕事や人間関係などにおいても使われることもしばしば。物事の状況や人の気持ちが短期間で大きく変わることを比喩し「変わりやすさ」を表現しています。ここ最近の世界的な情勢はまさに「春に三日の晴れなし」、先を見通すのは難しいです。

 私たちの日々の仕事にも、この「春に三日の晴れ無し」が当てはまります。とくに設備や操業の状態は、春の天気と同じように日々変化し、決していつも同じとは言えません。急に変化すると大きなトラブルへとつながってしまいますので、「どうすれば安定するのか」、トラブルを未然に防ぎ、安定を継続させ、生産性を上げることに職場は懸命に取り組んでいます。傍からみれば安定している生産活動も、なんとか対処しようと職場の対応があるからこそ、それは安定しているように映っているのです。

 こうした職場の対応はこれからも続いていくものと思います。労使間の話し合いにおいても「安定化」が重要なテーマとして取り扱われますが、安定を云々語るにとどまらず、そもそも不安定なものということを前提に、今はどのような対応が求められるのか、必要な取り組みや機動的な施策を考えることが欠かせません。
 仕事に対する私たちの心持ちも同じことです。
 もっと成長したいと願うなら、春の嵐のような大荒れしている状況とまではいかなくても、意図的に今とは異なる環境に身を置き、緊張と変化という刺激を沢山受けていくことも必要です。不安定にあるから機動力や対応力が身に付く、成長のチャンスだからです。安定のなかで黙ってやり過ごしてばかりじゃ時間ももったいないですよね。


<<組合長メッセージの過去の一覧>> 1件見つかりました。
日時 タイトル タイプ
2025/05/01 春に三日の晴れなし テキスト
2025/04/01 無意識を意識してみる テキスト
2025/03/01 ゴミを拾うということ テキスト
2025/02/01 選挙に行って投票しようぜ! テキスト
2025/01/01 ここから勝負!いつも・いつでも テキスト
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