「ご安全に!」で声帯を鍛え直しましょう。 新型コロナウイルス感染症が、季節性インフルエンザと同様の「5類」移行となり、2カ月が経過しようとしていますが、先日見かけたネット情報によると、コロナ前に比べて声が出なくなった人が増えたとのこと。
しかし、その原因は新型コロナウイルスに感染した後遺症ということではなく、コロナ禍で他人とのコミュニケーション、会話が激減したことや、周囲を気にして小声で話すことが多くなり「声帯の筋力」が衰えたことによるものだと知り驚きました。
確かに、テレワークで在宅勤務となれば職場での同僚との会話は減ったかもしれません…、それでもWeb会議もあり会話がゼロになったわけではないはずですが、どうやら通常の声量程度の会話ではウオーキングレベル(動かないよりはまし)でしかなく、筋力を鍛えるとまではいかないそうです。自粛期間の連続により、飲み会の時に騒々しい居酒屋で大声を出して会話することも無く、ましてやカラオケを歌うことも無かったことから、「声帯の筋力」は衰えるばかりだったことでしょう。
ただ、個人的な話をすると、私自身は、労働組合の役員、とりわけ兼任している連合大分会長の仕事として、いろんな場面で挨拶をさせていただくことが増え、春季生活闘争や選挙の集会ともなると、ついつい声量も大きくなってしまいがちでした。そのうえさらにマスクもしていることから、普段よりも声量マシマシだったかもしれません。お陰様で、カラオケで声が出ない…みたいな心配は皆無、絶好調です。
生物は使わない機能があるとその部分が退化していくと言われますが、人類は食生活の変化(食べ物を調理することで消化を助ける)によって噛む力が弱くなり歯と顎が少しずつ退化しているそうです。
そう言えば、テレビや雑誌で見かける宇宙人は、脳が発達して頭部が大きく顎の部分が小さい様な…、場合によっては口が描かれていないことさえある?この宇宙人、実は宇宙からではなく、未来からきた人類だと主張する人もいるようです。
話がかなりそれてしまいましたが、必要とされなければ退化してしまうとの関係で、高齢者が長生きするか否かの部分で、日常生活を送る中で周囲から必要とされていると感じている人は長生きするとの話を聞いたことがあります。これは、考え方によっては、会社生活にも相通ずる部分がある気がします。コロナ禍で上司・部下、あるいは先輩・後輩のケースなど、会話の機会が激減したことにより、無意識のうちに自分は必要とされていないので離職しても良いのでは…みたいなことに陥っていなかったでしょうか?
アフターコロナ、大きな声での「ご安全に!」で声帯を鍛え直し、会話と飲みにケーションの活性化で強い絆で結ばれた職場を取り戻しましょう!
ご安全に!
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