今年も既に８月、2021年９月に６年振りに大分労組に戻り第27期の組合長を拝命しましたが、１期２年の任期が終わりを迎えようとしています。
　この２年間を振り返ると、就任後２ヶ月は連合大分事務局長を大会の任期満了まで兼任したと思ったら、それから１年後、諸事情で欠員となっていた連合大分会長に組合長との兼任を前提として就任して10ヶ月、実に任期２年の半分は連合大分役員を兼任での対応となりました。
　とりわけ、任期後半の10ヶ月は、第20回統一地方選挙と参議院（大分選挙区）補欠選挙が重なり、選挙の結果も相俟って、想定していた以上に心身共に疲弊し、また、両組織の出張が連続して発生し、愛知県から宮崎県、熊本県から東京都、東京都から鹿児島県と、移動回数の多さに一周回って笑ってしまう様な状況でした。
　他組織の役員の皆さんや諸先輩方には体調のことを心配して頂いていますが、何とか任期を全う出来そうで…、丈夫な体に産み、育ててくれた両親に感謝です。
　私事になりますが、支部青年女性部長や本部の青年女性部・常任幹事の経験を経て、29歳の時に単組執行部への専従の話をいただき、ほぼ即答に近いかたちで返事をして就任し、来年で30年となります。これまでの間、新人執行委員時代に鍛えて頂いた支部中央委員の皆さん、単組時代はもちろん連合会への派遣時期も含めた良き先輩と同僚、更には「労使は鏡」と言われますが、緊張と信頼関係のもと会社対面にも恵まれたと言っても過言ではありません。労働組合役員としての今の自分があるのは、間違いなく皆さんと出会えたからであり、心から感謝いたします。
　今回、単組内部での専従役員を卒業？し、状況が一変しなければナショナルセンター連合の地方組織である連合大分の会長に専念させていただくこととなりました。日本製鉄大分労組出身の役員の名に恥じないよう、大分県内のすべての働く仲間の代表として「働くことを軸とする安心社会」実現に向けた舵取りを担っていく決意です。

　最後になりますが、大分労組は、結成50周年の記念の会を、コロナ禍の影響で２年遅れとはなりましたが、７月16日に「拡大OB会」という形で開催したところです。
　50年を一つの節目として、来期以降も「職場原点」を忘れることなく、組合員とその家族はもちろん、他の組織や地域にも信頼され存在感の示せる組織となることを期待し、最後の「組合長メッセージ」とします。ご安全に！
　第10代組合長　石本　健二