「情熱」湧き上がる第28期へ 大分熱延工場に向かう途中にちょっとした芝生広場があって、そこに「知行合一」と書かれた石碑が置かれています。この四字熟語をネットで調べると「知と行は表裏一体をなす、知識や情報は行動が伴ってはじめて意味があるものだ」云々と書かれています。
いつどのような経緯で建立されたのか知りませんが、職場対話などで前を通るたびに「言ってることをやっちょんかぁ?」と自分に問う機会にもなっており、「碑(いしぶみ)は置く場所にも意味があるんでな」と感心もしているところです。
さて、大分労組第28期の取り組みがスタートします。
先ずは、運動方針とそれに紐付く活動計画を策定していくわけですが、私たちは、前期に行った対話活動を通じて職場の状況が伝えられ幾つかご意見もいただいており、これらは知行合一の「知」にあたります。大切な情報であるだけに、これをもとに具体活動を展開していかなければなりませんが、やることは「いつも同じ」では成果は期待できません。また、日常の中にある「知」にいかに敏感に反応できるか、とくに職場をけん引するトップリーダーとなれば、なおのこと普段から職場と対話し組合員の様子を気にしておくことが大切です。
ところで、飛行機はなぜ飛ぶのか。あの重たい物体が空に舞い上がっていくには「推力と揚力」が必要です。専門的なことは抜きにして、推力はジェットエンジン、揚力は翼の形状により生み出されます。私たちの組合活動になぞらえれば、推力は「組合員の期待」の高まりであり、組合役員はすでに皆さんから「頼むぞ!」と押していただいています。その推力に、本部・支部全役員の「情熱」という揚力が加わることによって、機体(期待)は目的地(成果)へと向かっていくのではないでしょうか。
これから取り組む「行」は、時代の流れや職場の変化を捉え、それを深掘りしながら練りに練った「考」としていくことも重要です。そして「情熱」という揚力は、課題を看過せず実際に行動することによって生まれてくるものです。本部・支部全役員のパッションを感じる大分労組第28期にしていきたいと考えます。
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